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| 自己紹介 | |||||||||||||||||||
| ようこそ!こだわりな私のページにお越しくださりありがとうございます。 私は上秀典(かみひでのり)といいます。小さい頃からこの上木工所を継ぐことが夢で、今までのほぼ全て?を会社の事業経営に何とか役立てようと生きてきた男です。本人は志を高く持っているつもりなのですが、残念ながらまだ実を結んでいないのが実情で、日々精進?を積み重ねております。 製品に対しては、先代社長や従業員から何もそこまでと言われるほど、心血を注いで作っているつもりでおります。 以下は私のこだわりの一部が『ぼやき(ひとりごと)』として勝手気ままに書いてありますので、よろしかったらご覧になって下さい。 |
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| 仕事へのこだわり | |||||||||||||||||||
| 卒業して最初に就職した会社で、建設現場回りを1年やってきました。大手ゼネコンのマンションがほとんどで、3畳しかないワンルームから14億円もする億ションにまでかかわり、ものすごく腕のいい職人さん(今では宮内庁に出入りしています)と一緒にクレーム処理・補修をやっていました。 上木工所に入ってからは、フラッシュドアをやっていて、特に反り・ねじれについては相当研究し、面材の異なる戸襖やクロス張り戸などでも今では問題なく納まっているようです。 これらはほんのちょっとした心遣いと工夫の積み重ねによって、はじめて可能になったことであり、手を抜くことができない私の性格も、幸いしたようです。 創意工夫というほど大それたことではないにせよ、人と同じことをやらずに少しでも違った方法で、何とかできないだろうか常に考えている、それが『こだわり』といわれるのかなと思っています。空回りすることも多いですが、確実に自分のものにしていくには、これが一番だと思います。 |
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| ぼやき(ひとりごと) | |||||||||||||||||||
| 『予算が無い!』(1/6) | |||||||||||||||||||
| 解説 | |||||||||||||||||||
| 毎日聞く言葉。よく考えてみれば、いいものを安くなんて、そんなに簡単にできるわけないはず。つまり言い換えればいかにして手を抜くかということ。 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| 手を抜くことが嫌いな私にとって、難しいこと。積み重ねてきた信用が崩される思いがすることから、実際にはいつもサービスになってしまう。(つまり質は落とせない) 安いと思って手を抜くと、たいていしっぺ返しがきて、かえって高いものになる。 でもこんな時代が長く続けば、いいものが出来なくなることは明白!それだけは阻止したい。 |
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| 『きちがい』(1/7) | |||||||||||||||||||
| 解説 | |||||||||||||||||||
| 材料を間違えたときに言われる言葉。木は木でも、材種によっては木味(きあじ)が似ている時があるので、うっかりすることがごく稀にある。間違ってもキチガいではない。 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| だいたい、材料の選別時に気が付くもの。障子や無垢物で間違ったまま作ってしまうことはまずない。でも同じ樹種を使っているのに、違うのではと言われることもあるが、自然のものだから同一なものを探すのは難しいんだよな。素人には木目や色が違うって言うのが、いちばんわかりやすくって文句言いやすいのだろうけど、わたしたちプロが本当はごまかしもせずに苦労して作っていることなんてわかんないんだろうな。だんだん仕事がやりずらくなってきたね。 | |||||||||||||||||||
| 『納まり』(1/28) | |||||||||||||||||||
| 解説 | |||||||||||||||||||
| 現場に取り付けられること。これが良ければ、すんなり取り付けられる。逆に悪ければ、作り直しになることにもなる。採寸や打ち合わせが悪いと、何度もやり直す羽目に。 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| 私のところのような現場施工をほとんどしない建具メーカーにとって、ついつい製品は作りっぱなしになりやすいので、心しなくてはならない。現場の様子が正確にわからない中で製品を作る時には、経験と勘が頼りになる。当然、お客さんの特長や傾向も考慮しなければならない。だから飛び込みの仕事や納期のないもの、新規の仕事などはものすごく神経を遣う。 最近は図面通り作れと言われることがよくあるが、すんなり納まらないことが多い。どうしても耐久性や使い勝手まで考えなければ、こちらもプロとはいえないので、特に設計士の入っている物件では、何度も尋ね直すことがある。やっぱりこだわってるのかなぁ。でも変なもの作りたくないからね。なんと言っても毎日普通に開いたり、動いたりして当たり前なものが、建具だからなあ。 |
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| 『とりあえず』(5/13) | |||||||||||||||||||
| 解説 | |||||||||||||||||||
| とにもかくにも、間に合わせの時によく使う言葉。 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| 私の一番嫌いな言葉のひとつ。 自分では手を抜くための言い訳の代名詞のように思っている。 仕事の段取り上でよく聞きますが、優先順位の最高位に来るため、製品品質をおろそかにするケースが多い。 特に納期が忙しいときは、品質優先か、それとも納期厳守か迷うこともあるが、よくよく考えてみると、納期は一時(いっとき)、でも品質(製品)は壊れるまでで、やっぱり手は抜けない。せっかく納期通りに納まったとしても、肝心の品物が悪ければ、返品交換になることは必定。お得意さんにも迷惑をかけるし、単価がない現状では赤字になるのは目に見えている。 だから自分に負担がかかってくる。品質はもちろん、リフォームに付き物の短納期にも間に合わせること(納期遵守も品質のひとつです!)を考えれば、家に帰れる時間は遅くなるばかり。でも、お得意様が安心して段取りが組めるのなら、喜んで体力の続く限りやっていきます。 たいへんだけど、私は『とりあえず』という言葉でなく、『何とかします』という言葉のほうが好きです。 |
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| 『見た目がいい!』(9/16) | |||||||||||||||||||
| 解説 | |||||||||||||||||||
| パッと見が、いい。外観があか抜けていて、欲しいなあ、いいなあって気にさせる。 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| 確かに見た目がいいほうが、悪いよりはいいに決まっています。でも最近は見た目を優先して、理屈に合っていないことを平気でやっていることが多いです。 例えば、今流行のユニットドアなんかもそのひとつ。表面は同じベニヤでも、メーカーによっては中の芯材がMDFという紙でできていたりして、一概には言えないけども、少しでも水がかかれば、膨張して膨らんでくるのは必定!怖いですねえ。 あるハウスメーカーの工場見学に行ったら、コンクリート土台の上に、木屑を結合させたパーチクルボードを使っていました。湿気の多い土台部分に使用すれば、10年経てばきっとグジュグジュになっているでしょう。建物の外観や内装はいいけども、見えないところにこんなものを使っていては、信用に関わります。ちなみにこのメーカーは、有名な大手家電系列です。 私としては、見た目よりも耐久性や使い勝手を優先したものをお勧めします。得てして、ごっつい感じになってしまいますが。 |
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| 解説 | |||||||||||||||||||
| エライ人の呼称 | |||||||||||||||||||
| コメント | |||||||||||||||||||
| 学校や政治の世界でもこのように呼ばれている人が多いが、果たして本来の意味のような尊敬の念を抱いて呼ばれている人は幾人いるだろうか? 建築の世界にも『先生』と呼ばれる人たちがいます。その人たちはたいてい現場にネクタイをしてくるので、一目でわかります。 不況で仕事がないとこで仕事がでた場合には、発注元はかなり強気の様子。それもお施主様でなく、間に入っている設計士が強気なんだから困ってしまう。自分が払っている錯覚になっているのではないかとさえ、思うときがあります。設計の世界ではオリジナリティーの追求に走る傾向が強いのでしょうが、それがきちんと勉強した人ならともかく、新しく出たものやデザインが変わったものを多用したがる場合が多いです。確かにイメージ的にはいいかもしれないけど、作る側や施工者にとってはいい迷惑。そういうものって、得てして施工実績のないものばかりなので、うまく納まらない場合がほとんど。それを何とか形にするのが技術の見せ所なのだろうけど、そもそも理屈に合わないもので納めるのだから、うまくいくわけがない。たとえうまくいっても必ずと言っていいほど、耐久性や使い勝手が極めて悪いものになってしまいます。 一例をあげると、天井いっぱいまでの建具が最近は時々あり、取り付けるときには天井の壁紙を傷つけないようにするのにすごい神経を遣うそうで、手間も倍以上かかるようです。見た目は壁と同じ高さなのできれいかもしれないけど、使っているうちに戸車などが減ってきたり壊れたりしたときにはどうやって外すのでしょうか?住んでいる方が外す場合には、必ず周りにぶつけて傷をつけるだろうし、天井いっぱいまでの建具を吊る金物ってたいてい特殊なものだから、簡単に外せないと思います。しかもでっかい物なので、毎日動かすのも一苦労。つまり使い勝手の悪い作りってことです。 TVなどでお宅訪問とか言って、すごいリフォームをした住宅を見せるけど、建物を知っている?我々からすると、絶対に住みたくない住宅ばかり。1年間住んでみたら後悔するだろうなあって感じが見え隠れしています。長い間住むわけだから、使い勝手や補修面まで含めて考慮する必要があるんじゃあないでしょうか。 設計者って納まりまで考えられない人が多いようです。だから途中で設計変更をせざる終えない。設計図は書けても施工図の書けない人がいっぱいいます。現場の施工者の言い分を聞いてくれるのであればまだしも、それではイメージと違うって言われ、じゃあどうやって納めるのでしょうかって尋ねると、それを考えるのが職人さんでしょうって逆に言われてしまうそうで、もちろんその方は設計だけでなく現場の監理までもうたっている場合が多いわけだから、そういう人に頼んだお施主様は、本当にお気の毒です。 でもすごい人もいます。以前現場をまわっていた頃、石積みの壁に家具を取り付けねばならず、図面通りに作ったのに現場が違っていて入らないことがありました。設計士に来てもらって相談したら、なんと自分でグラインダーで石をガリガリ削りだしてしまい、ちゃんと納まるようにしてくれました。もちろんその後は全て設計士の言うとおりにやりました。言葉にならないほど感動したのを記憶しています。 現場は生き物です。まして建築というものは、全て受注生産で作られているって言ってもいいものです。我々もそうだけど、おごることなく研究心と謙虚さ、それに自分のすべき本来の役割を全うしたいものです。 |
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